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【11/4 巻き寿司イベント】生産者さん紹介その7


福島県相馬郡「までい工房 美彩恋人(びさいれんと)」渡邊 とみ子さん

いよいよ間近に迫ってきた11月4日(祝)開催のイベント『巻寿司お楽しみ会!〜秋の節分に向けて』・第二部「生産者さん推しのその食材、巻かせてください!」で使わせて頂く食材の生産者さんをご紹介していくシリーズ、どんどん行きます!早いものでもう第七回目になります。

 

福島県相馬郡飯舘村×東京都八王子市

福島県飯舘村の特産品にしようと、この地で丹精込めて育種されてきた白皮のカボチャ。
中は色濃い黄色の果肉で、ほくほくした食感、優しいけれど濃厚な甘さが特徴のカボチャです。
このカボチャは30年近くの年月を経て「いいたて雪っ娘」と名付けられ、栽培しようとしたその時、東日本大震災が発生。
原発事故により飯舘村は避難指示区域となってしまいました。

 

いいたて雪っ娘の種は飯舘村に撒くことは出来なくなってしまいましたが、その種は避難先の畑で芽生え、今では色々な地域で栽培されているそうです。
飯舘村においては一昨年4月に避難指示区域が解除され、ようやく生まれ故郷でも栽培が開始されました。

までい工房 美彩恋人の画像1
福島の自然と生産者の努力の結晶「いいたて雪っ娘」

渡邊 とみ子(Tomiko Watanabe)さん。
とみ子さんは、飯舘村で懸命にいいたて雪っ娘を守り、加工品の開発販売まで手がけるいいたて雪っこ娘のお母さんの様な方です。

 

3年前、八王子にもいいたて雪っ娘の種が撒かれました。
2015年11月、いいたて雪っ娘収穫祭のため、東京調布にいらしていたとみ子さんと出会ったのが調布在住の三好 かやの(Kayano Miyoshi)さん。
三好かやのさんは、いいたて雪っ娘の種を撒ける場所を探し、八王子のユギムラに種を撒きました。
ユギムラは私のご近所、今、お世話になっている体験農園です。

 

いいたて雪っ娘、昨年は食べるだけだったのですが、今年は、初めて育っていく様子を見ることができました。
どんどん茂っていく緑の葉っぱの麓で小さな小さな赤ちゃんを見つけた時は心踊り、激しい雨風に叩かれながらも無事に大人になっていく雪っ娘は、本当に逞しいなと思いました。

までい工房 美彩恋人の画像2
飯館から八王子へ。作り手の想いはしっかりと繋がっています
までい工房美彩恋人の画像3
大きな葉っぱの下にはそこかしこに娘たちが♪

とみ子さんからかやのさんへリレーされた種は、八王子でもすくすく育ちましたよ!
人から人へあちこちに想いが繋がっているいいたて雪っ娘は、すごい力を秘めていそうです。

 

今回、この想いの詰まったカボチャを巻かせていただきます。
ちょっと変り種で、温かい巻き寿司としてお出しします。
「いいたて雪っ娘巻き」お楽しみに♪

(Facebookの記事ではより多くの写真を見ることができます。)

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キュートな「いいたて雪っ娘巻き」必食です!